
| シュガーデコレイター 岩渕 加代子さん Kayoko Iwabuchi |
| シュガーアートサロン秋田 |
| 秋田市土崎港北3丁目4-23 TEL.018-807-4518 |
ベビーシューズのようなかわいらしい小物から大作のウエディングケーキまで、岩渕さんは砂糖の工芸シュガークラフト≠ナ夢のある世界を表現している。本格的に始めたのは十年ほど前。実家の菓子工房で修行をするかたわら教室に数年間通い、東京での実技試験をクリアして師範のライセンスを取得した。「人に教えられるようになりたい」という、明確な目標が最初からあったと岩渕さんはいう。現在は自宅に開設したサロンを中心に、講習会などでもシュガークラフトの楽しさを伝えている。 「作っている時にみなさん、とっても幸せな気分になるとおっしゃいます」というように、シュガークラフト作品は空間すべてをふんわりと優しく包み込む魅力がある。もともと、デコレーションケーキを飾る技法として、十九世紀のヴィクトリア女王の時代に生まれ、受け継がれてきたシュガークラフトは、人生のメモリアルを彩るお祝いのアートなのだという。 例えば、初心者でも手軽に作れるベビーシューズには幸せが音を立ててやってくる≠ニいういわれがあり、縁起の良いプレゼントとなる。贈りたい大切な人を思いながらの創作は、作る人にも豊かな時間をもたらすのだろう。岩渕さんの作品に目を近づけて見る。花の柔らかな陰影やレース模様などの繊細さは息を飲むほど。確かな技術が愛という幸せのかたちとなって、広がっている。 |