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どんな菌による食中毒が多いの?
食中毒を引き起こす細菌として、サルモネラ、ブドウ球菌、腸炎ビブリオ、病原性大腸菌、カンピロバクターなどが知られています。これらのなかで常に発生頻度も患者数もサルモネラが1位で、それに次いで腸炎ビブリオと病原性大腸菌が2〜3位を争っている状態です。また、死に至るような恐ろしい菌はサルモネラとO―157を含む腸管出血性大腸菌です。
細菌性食中毒の診断と治療
細菌性食中毒は、本来は検便による細菌同定検査を行い、その原因菌に応じた治療をするのが原則です。しかし菌の同定には2〜3日かかります。一般に細菌性食中毒は激しい下痢や腹痛、また高熱を発することも決してまれではないので、菌が同定されるまで手をこまねいているわけにはいきません。したがって下痢、腹痛、発熱、嘔吐など現在までの症状やここ数日間の飲食歴、さらに海外への渡航歴の有無などを聴取することにより、原因菌を想定しなければなりません。また、細菌性食中毒患者のほとんどが下痢症状を訴えます。激しい下痢により脱水症状が見られる場合には、経口的に水分やミネラルを補給しますが、それができない場合は輸液による水分補給が治療の第一歩です。同時に抗菌薬の投与も必要となります。
細菌性食中毒の感染をふせぐには
細菌性食中毒は、細菌に汚染された食品を経口的に摂取することにより感染します。その予防法として以下のことが考えられます。
(1)食材の注意
生野菜は流水による洗浄を徹底すること。また肉類や冷凍食品は十分に加熱すること。
(2)調理器具の管理
熱湯と塩素酸ナトリウムにより清潔に管理すること。
(3)調理人の衛生
手にふれた食材が変わるごとに手洗いを励行すること。
(4)調理後の食品の管理
缶詰や瓶詰、さらに真空パックの中でも増殖する菌があるので、調理した食品は速やかに食べること。
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